私が彼女と出会ったのは、タイとラオスの国境の町でした。
身なりはバックパッカー風なのですが、会話をしていると色々とおかしなことに気づきます。
異国にて一番困るのは迷子になる事ですが、宿泊している宿の場所や名前、部屋番号を覚えていません。
今まで色々な国を貧乏旅行して来たようですが、英語がまったくと言って良いほど話せません。
一体どうやってここまで来たのか聞いてみると、それぞれの地で日本人の男性と出会い、その人に着いて次の目的地へ移動する。
そういった事を繰り返しながら移動しているとの事でした。
若い女性です。
同行してくれる男性が良い人とは限りません。
幸い今までは危険な目にあう事無く来る事が出来たようですが、今後もそうとは限りません。
私は日本に帰る事を勧めたのですが、これからラオスへ入国するとの事でした。
一緒に居る男性に話を聞いてみますと、どうやらしっかりした男性のようで心配はなさそうでした。
確かに彼女の事は心配ですが、私にはどうする事もできません。
私はメールアドレスだけ渡して別れました。
その1ヶ月後、日本に無事帰国しましたというメールを貰った時は、彼女の強運に驚かされたものです。
そんな強運の方も居れば、かわいそうな方も居ます。
その人とはタイのツーリストポリスで出会いました。
この方はチェンマイのHIVの患者が居る施設へボランティアに行く途中だったそうです。
ところがバンコクでトランプ詐欺に係り、所持金をほとんど奪われてしまったと言っていました。
ボランティアで来て、地元の人に家に誘われトランプ詐欺に遇って現金を根こそぎ奪われる人。
何も深く物事を考えず、フラフラしても持ち前の強運で安全に旅行できる人。
この2人の差は一体なんだったのでしょうか?
異国の地では、危険に対し身構えすぎる。ということは無いと思います。
運が良かった彼女は今後も良いとは限りません。
最悪命を落とす危険だってあったはずです。
悪かった方は、今後は気をつける事でしょう。
その分、危険にあう確立は低くなっているはずです。
皆さんも、命より高い物は無いという事を心に決めて、危機管理を行ってくださいね。